Research

研究活動の対象と行ってきた研究の紹介です。

研究対象


行ってきた研究

産業機械の作動パラメータ探索
期間:2017~
工作機械などデータの大量取得が難しい実際の機械の作動条件をアルゴリズムを用いて探索する研究を行っています。 過去の探索の履歴や、類似の探索問題で取得した知識をうまく利用して、少ない実験回数で良い条件を見つけ出そうとしています。 機械科時代に培った様々な物理現象に関する知識と、主に研究室に入ってから身に着けた情報系の知識をうまくミックスし、 機械工学・情報科学の両者にとって価値のある研究にしたいと思っています。またこの研究トピックは、複数の企業と共同で行っているものです。
腕時計型デバイスによるハンドジェスチャの認識
期間:2014~2015
直感的なユーザインターフェース実現のために、表現能力の高い手指の動作の利用が期待されています。 生活への支障の少ない手指動作認識を目指し、腕時計型手首凹凸計測デバイスを開発しています。 卒業論文では、先行研究で開発されたデバイスを利用しマウス操作のような多自由度の入力をハンズフリーで行うことを目標にして手首の曲げと手形状の同時認識を行いました。 またその後の研究においては、ユーザ同士の類似性や、手指の状態間の関係性を考慮することによって訓練データを削減する手法を開発しています。
呼吸同調誘導クッションの開発
期間:2018~
抱いているユーザのリラックス感を誘発させるクッション型の装置を作成しました。 生物の持つ「呼吸の引き込み現象」に注目して、クッションの伸縮から、ユーザの呼吸を制御、ひいてはリラックス感の誘発を狙っています。 簡単な実験では、ユーザがデバイスに意識を集中しなくても自然に呼吸のリズムや深さが引き込まれることがわかりました。 他のユーザの介入やクラウド上のシステムを必要とせず、家のリビングなどで手軽にリラックス状態を作り出せるデバイスとなっています。